田中建設工業株式会社

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保木間4丁目計画新築工事-No.6 鉄骨建方

いよいよ、「鉄骨建方」です。

建方とは

木造や鉄骨造(鋼構造)では、構造部材を工場で製作します。その部材を現場に搬入し、職人さんたちが「現場で組み立て作業」を行います。これが「建方(たてかた)」です。

現場には朝早くから資材が運び込まれ、主に地上で資材を釣り上げる役目を負う「地走り(下回り)」と、高所にて組み立てる「鉄骨鳶」の連携によって、手際よく鉄骨が組み立てられていきます。

軽快に作業は進みますが、一つ間違えれば命にも関わる大事故にもなりかねない、安全性・確実性が求められる、少しのミスも許されない工程です。
主な部材(柱・梁)の仮組みと同時に、落下防止対策(水平にある青色のネット)を行い、万が一の落下等の事故についても万全を期して、慎重に「建て方」作業を進めて行きます。

風速10m/s以上の場合は、建方作業を中止(延期)するなどの対策も必要となります。

建方作業は、ボルトの仮締めから、本締めへと進みます。
建方を行うとき、一度で構造部材の位置が精度よく納まるとは限りません。そこで、所定の精度に納まるよう構造部材の位置や角度を調整することを「建て入れ直し」といいます。

天候にも恵まれ、今工程も、事故無く無事に終えられました。