本日は快晴の夏日。梅雨が明けたかのような天候の下、保塚町の現場では1階床コンクリートの打設が行われました。
今回、コンクリート打設に伴って行われる「コンクリート受入検査」について詳しくお話しを伺うことができました。
生コンクリート(フレッシュコンクリート)(※以降コンクリートと表記)は現場で荷卸しされるまでは、製造者(生コン工場)に責任があります。この検査は、現場に運ばれてきたコンクリートが指定した品質を確保していることを確認する目的で行います。
受入検査では、スランプ試験、空気量、温度、塩化物イオン量測定などを行います。
コンクリート工場ではコンクリート技士が要求されている設計強度を確保するため、セメント・砂利・砂他の配合を予め計画し(配合計画書)、その計画に基づいて正確に計量し、調合されます。
調合には、気温や現場までの運搬時間なども考慮されます。この配合計画に基づいて所定の品質確保されたコンクリートであることを確認してから現場で使用されます。この受入検査をクリアした生コンクリートを使って、現場では作業(コンクリート打設)が進められていきます。
また、受入検査とは別に調合強度を管理するため、現場では供試体(試験体)を作り、適切な養生を行い28日目(材齢28日)に圧縮試験を行い、調合強度が確保されていることを確認し記録を残します。(構造体コンクリート強度試験)
次々と流し入れられるコンクリートは、職人さんの手によって密に締め固められそして美しく均されていきます。作業は無事終了し、養生期間をおいて、次の鉄骨建方工程へと進んでいきます。